コンテンツ番号:831 更新日:2021年06月14日

アイガモ栽培の画像

 有機栽培の水田では、アイガモを入れて除草を行う「アイガモ栽培」を行う農家もあります。
 アイガモは、専門の業者が孵化した雛を購入して田んぼに放します。アイガモが逃げ出したり外敵が侵入しないよう、ネットで田んぼを囲い事前に準備をしておきます。
 写真のアイガモは6月8日に田んぼに入れ、だいぶ慣れてきています。有機栽培では殺虫剤や除草剤の農薬は使えないので、アイガモは小さな雑草や虫を補食し大きな効果を上げています。
 我が家では10aあたり6羽入れていて、他の地域よりかなり少ない数ですが、多く入れると稲に悪さをしたりするので、一枚の田んぼは2,2haあり130羽入れています。
 田んぼの草や虫だけでは餌が足りず、餌やりも毎日欠かせません。また、トンビやチュウヒがアイガモを襲いに来ますので、時々追い払います。そして、7月中旬まで田んぼで活躍し、田んぼの水を落として乾かす「中干し」の時期には田んぼから引き上げます。

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