コンテンツ番号:838 更新日:2021年06月22日

デンマーク・チーム水上練習開始の画像

 デンマークの選手たちは、昨日大潟村に着いたばかりですが、予定を早めて水上練習を開始しました。
 最初に男子シングルスカルのスウェリ・ニールセン選手が船を出しました。コーチがボートで伴走しながら、ゴールからスタート地点に向かってゆっくり漕いでいましたがスピードは速く、あっという間に2㎞のコースのスタート地点に着きました。そして、スタートからゴールに向かって漕ぎ始め、風が強かったこともあり岸によって漕いだり、コースの確認をしながら進んできました。
 ゴールを過ぎ、休む間もなくUターンし、再びスタート地点に向かって漕ぎ始め、ペースを落とさず進んでいき、そしてゴールに着きました。
 8㎞をいきなり漕いだことになります。日本に着いた最初の練習から8㎞を漕いで、同じペースで休まずに漕ぎきり、疲れた様子も無く、さすがにトップ選手は違います。

 次に船を出したのが、ヨアキム・サトン選手とフレディリック・ウィスタベル選手の男子ペアでした。一本オールを二人でそれぞれ漕ぐタイプです。私は初めて見ましたが、舵は無くバランスを取るのが難しいボートです。それでも、息の合ったオール裁きで、ゆっくり漕いでいましたが結構なスピードで真っ直ぐ進んでいきました。
 伴走は、デンマークの旗を船体にデザインした小型ボートで、近くの釣りボートのレンタル会社からリースしたボートです。レンタル会社では船体にデンマーク国旗をデザインしてく、盛り上げてくれました。
 前日は、同じ会場で国体予選を兼ねた秋田県ボート大会が開催されたところです。高校生が中心の大会となりましたが、その時のスピード感とはまったく違う、世界トップの実力をウオーミングアップの練習からも垣間見られました。
 ここ数日風の強い日が続いていますが、大きく天候が崩れること無く予定通りに練習ができることを願っています。