コンテンツ番号:857 更新日:2021年09月10日

田んぼの日の出の画像

 晴れた朝、収穫間近の田んぼに日が登り、順調に生育した稲の収穫への期待が膨らみます。
 大潟村では7月~8月に好天が続き生育が早まり、8月中旬からは雨天が続き心配しましたが、下旬からは晴れの日が続いていて登熟も順調です。早生品種のモチ米の収穫はすでに始まりました。
 写真の稲は「有機栽培あきたこまち」で、9月22日頃の収穫予定です。除草には苦労もしましたが、良好な生育となっています。
 米はコロナ禍の影響で外食需要が大きく落ち込み、全体に在庫が膨らみ市場価格は大きく下がっており、農家にとっては厳しい状況です。
 近頃、輸入小麦が19%値上がりするとの報道がなされていますが、米の消費が増えることを願っています。
国産の食料を消費することは、輸入に関わる輸送燃料の削減にもなり、CO2削減にも貢献することになります。この春、農林水産省は「みどりの食料システム戦略」を策定しました。今までの農業政策に地球温暖化防止の取り組みが大きく取り上げられ、食品の加工流通分野でも環境負荷低減が加えられております。
 みどりの食料システム戦略は、日本農業の日の出(新たな始まり)です。

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