コンテンツ番号:859 更新日:2021年09月13日

村祭りの画像

 9月10日は村祭り「大潟神社例大祭」です。
 コロナ禍において、神事を行い巫女舞いもあり厳かで、今年は特別でした。
 大潟村への入植も一段落した昭和46年12月、神社建立について住民アンケートを実施し78,8%の希望が寄せられました。そうしたことを受け、昭和48年11月に神社建立奉賛会の設立準備委員会が発足し、具体的な計画に着手します。翌49年9月に準備委員会から「大潟神社建立奉賛会」に移行し、12月には伊勢神宮の遷宮に伴い、伊勢神宮「瀧原並宮」御神殿一棟を拝受します。昭和52年12月寄付浄財の募金活動を開始します。
 昭和53年3月に八郎潟干拓に関わるすべて事業が終了して「八郎潟新農村建設事業団」が解散し、八郎潟干拓は完成しました。
 そして、同年4月に大潟神社地鎮祭起工式を行い、11月25日に「大潟神社」が完成し大潟神社奉祝祭を開催しました。大潟神社の祭神は「天照大御神」「豊受大御神」「八郎太郎大御神」の三神が奉られ、神様も入植した全国でも珍しい神社です。
 農作業の合間に会議を開き、三重県出身者が伊勢神宮と交渉し、伊勢神宮の遷宮に合わせて御神殿一棟を拝受することができました。そして、八郎潟干拓事業完成に合わせ、神社を建立し、まさに村に魂を入れたことになります。
 以来、毎年9月10日を例大祭とし、若者が担ぐ龍神輿が村集落を練り歩き、子ども神輿や手古舞も加わり賑やかな祭りとなっています。
 コロナ禍においても、規模を縮小し祭りを行うことが出来ました。これからも多くの困難があることと思いますが、神社を中心に村民が心一つに困難を乗り越え、また、喜びを分かち合う場として、心のよりどころとして、鎮守の杜が守られて行くことを願っています。

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